米国の女性コンピュータサイエンス専攻向けコミュニティを紹介します
はじめに
米国の就活ではネットワーキングがものを言います。
社員が知人や知り合いを会社の空いているポストに推薦するリファラルをはじめとし、ネットワーキングをすることで、就活がよりスムーズに進みます。
ネットワーキングを上手くやるには、特定のグループやコミュニティに入ることも効果的です。コミュニティ内で新しい友人やメンターを探すのもいいでしょう。また、それらのコミュニティに向けて、会社が説明会などのイベントを開くこともあります。それらに参加するためにも、入っていて損はないでしょう。
以下、米国で女性のコンピュータサイエンス専攻の人向けのコミュニティを紹介します。無料です!(私は有料のものは使っていません。) 私が入っていて特に良かったものにはおすすめと書いています。
Rewriting the Code
大学学部生、大学院生向け。主にアメリカの女性CS専攻と繋がれる。
Facebookグループは非常にアクティブで、質問も気軽にできる。また、所属している学生の大学やインターン/就職先がバラエティにとんでいる。なので、例えば、ある企業で働くのに興味があるといったときに、質問を投げると誰かしらが反応してくれる。
所属している学生のモチベーションが高く、(私のような地方学生などには特に)いい刺激になる。いろいろな企業とコラボ/提携して説明会やリクリーティングイベントなどを行う。
フェローシッププログラムがあり、フェローは特に手厚く就活支援を受けられる。フェローシッププログラムは2021年春に中止となりました。(希望する人には区別なくサポートを提供するというコミュニティの目的のため)
オンラインのポータルも充実していて、イベントやワークショップを頻繁に行っているので是非。総合的に見て、とてもおすすめです!
Women Who Code
全世代の女性エンジニア、およびテック業界で働く女性向け。こちらも社会人が多め。今回紹介する中で一番規模が大きいコミュニティで、世界各地に支部がある。(Tokyoにも!)ワークショップやカンファレンスが頻繁に行われていて、プレゼンテーションやワークショップの種類も多様なので、得られる知見の幅が広いNo.1。
スタディグループやスラックのグループもニュービーにもウェルカムでとても良いんですが、私の特におすすめはジョブボードとメールマガジン。
ジョブボード(womenwhocode.com/jobs)は、直接会社のポシジョンに応募できて、会社の採用ページから応募するよりも、反応があった気がする。
メールマガジン(メンバー登録したら送られてくる)は、イベントの告知はもちろん、Women Who Codeがスポンサー/関わっている、無料または割引で参加できるカンファレンスに関する情報が載っている。カンファレンスごとにGoogle Formがあり、そこに自分の情報を記入して応募する。私はこのシステムを活用して、2019年にニューヨーク市であったWomen Who Codeのカンファレンスに無料で参加させていただきました。(とても楽しかった。)
応募は気軽にでき、またカンファレンスのバラエティも豊富なので是非!
Built By Girls
高校生、大学学部世向け。CS専攻を中心とした、テクノロジー分野に興味のある人たちのコミュニティ。
メンターシッププログラム(builtbygirls.com/about-wave)があり、自分の興味に応じて、テック分野でプロフェッショナルとして働くメンターとマッチする。そして、メンターと月一で相談やアドバイスを受けることができる。 私は一時期プロダクトマネジャーに興味があった時期があり、その際にAmazonでTechnical Program Managerとして働いている方とマッチして、PMについて学びました。また、DellのSenior Software Engineerの方にもメンターになっていただいて、SWEとして成長するためにはどうすればいいのかなどのアドバイスを受けました。
インターンシップがたくさん載っているジョブボード(jobs.builtbygirls.com/)があり、そこから会社のポジションに応募できる。あとは、スキルを身につけるためのイベントへの招待、テック業界内外のネットワークへのアクセスなど必要なサポートを受けることができる。
メンターシッププログラムがとてもおすすめです!
Tech Ladies
全世代の女性エンジニア、およびテック業界で働く女性向け。学生の割合は前の二つと違い少なめ。有料のメンバーシップに入ることで、頻繁に開かれるワークショップやプレゼンテーションに参加し、知見を高めることができる。(私は入っていません)
コミュニティに所属する人向けのジョブボードがあり、私はすごく気に入っていた。そのジョブボードから直接会社のポジションに応募できる。ここのジョブボードから応募した方が、会社のホームページから応募するよりも、反応があった気がする。
なので、ここのジョブボードを活用するのがおすすめです!
Girls Who Code
テクノロジーに興味がある小学生から大学生向けのプログラムを行う。プログラムは学年ごとに異なるが、大学生の場合、各大学でGirlsWhoCodeの支部(サークル的な)を作り、ネットワーキングができる。全米に支部があり、他の大学の人とも交流できる。
自分の大学でテックに興味がある女性むけのコミュニティを作りたい!なんていう人には特にうってつけです。
Women Techmakers
全世代向けにGoogleが行うプログラム。テクノロジー分野の女性のためのコミュニティとリソースを提供いる。時々、奨学金のアプリケーションがオープンするのでチェックのが良き。私は最近知ったので、まだリサーチ中。